全国すし商生活衛生同業組合連合会のインターネット事業構想

インターネット事業の概要

 

1.インターネット事業構想のポイント
A.大きく分けてインターネットユーザーのためのコンテンツ提供と、
B.組合員のための情報サイト&経営コンサルティングWEBとしての性格を持つ。

インターネットユーザーのためには

世界へ発信できる日本の代表的食文化として「すし」をとらえ、食材、調理法、周辺領域食文化、また、食量資源から見たすしの近未来に対する警鐘、環境問題へのアプローチ、希少生物保護、すし職人の技などの紹介を、全国すし組合員とネットワークを組むことによって実現する。
また、海外で活躍するすし職人達とのネットワークも確立し、国外での「すし文化」発展も紹介する。内容的には「コンテンツ=ひと」であることを認識し、人との交流を第一のテーマとしたWEB造りとする。その具体的文化性をデジタル化したデータとして蓄積することと、インタラクティブなWEB上での現代的発展・成長を促すWEBとする。

組合員の経営に役立つために

厳しい経営環境にあるすし店の経営指導をイントラネット上で行い、業界のボトムアップをさせることによって業界の事業環境を改善する一つの契機とし、次世代すし職人が育つ環境造りを支援する。マルチメディアが伝統的職人の世界で支援できる具体的活動をおこなう。

2.インターネット事業の目的と目標及び社会的インパクト
「すし」が持っている食文化としての厚みを伝えることが可能な「WEB」をつくることによって、一般生活者に「すし文化」を深く理解していただき、日本を代表する食文化「すし」の食文化保存・発展・伝承を目的とする。
「すし」は、日本を代表する食文化といわれながらもその詳細を知る人は少ない。「すし」の世界は、水産資源、コメ問題、環境問題、希少生物保護、栄養学、衛生的見地など「すし」を切り口に様々な領域に話題を広げることができ、「食文化の集大成」的データベースをつくることが可能である。このデータベースを構築することは「インタラクティブなすしエンサイクロペディア」に発展させることができるのである。日本の伝統的食事を知ってもらうことによって、様々な現代的問題にも興味を持ってもらうことが可能になり、社会的な意義も大きいと考えられる。
3.開発の概要
食にかかわるコンテンツは「料理法」という形態で整理されることはあっても、「食文化」という体系で整理されることは少ない。個々のすし職人の中には様々な断片的高度情報があるにもかかわらず、それを統合化する本質的情報インフラがないため情報を再構築することが困難だからである。インターネットを使ったネットワークを組むことにより、その情報収集が可能になる。
具体的活動の方向としては、プロジェクト内に「調査編集グループ」をつくり、各地にある様々なコンテンツの収集と体系化を推進し、WEBサーバー上にビジュアルなデータベースを構築する。その際「水産資源、コメ問題、環境問題、希少生物保護、栄養学、衛生的見地」など社会的テーマからの整理も行い、小中学生など学童のみならず、学生一般人たちの「教材」としても扱えるレベルで整理することによって十分な社会性を確保することができる。
一方ですし店に対する経営指導が出来る「情報センター」を構築し、「すし店経営コンサルティングサイト」を開設する。これを組合員が利用できるようにすることによって、伝統的食の世界を現代的対応の効く、新時代の経営基盤を持った新しいスタイルへと導く。